映画「靖国」
春だか夏だか、話題になった「靖国」
いつものレンタル店で発見 なんと3本もあった
一度は見てみなければと即効借りました
中国人監督「リー・イン」氏が十年の歳月をかけて
作り上げたドキメンタリー
右翼の障害で上映自粛となって逆にそれが大宣伝に・・・
しかし、二時間見終わっての感想は
「靖国」問題はげんなりする である
小泉総理の時は夏になるとこの問題で毎回大騒ぎ
右、左、老、若 中、韓、
だれもが言いたい事を言って収まりがつかない
安部、福田と参拝を見合わせているから最近は静かであるが
問題は先送りされたまま
と言うか、中国と韓国が騒がなければ日本人としては
永遠に先送りしたい事なのだろうと思う
「鎮魂」
死者の魂を鎮める為の社 「靖国神社」
特に第二次世界大戦、太平洋戦争で戦死された方々の
魂はどうすればやすまるのだろうかと思う
帝国主義とファジズムの時代
愚かで、理不尽な戦争という行為の中で失われた
何万、何千万という命
阿鼻叫喚の地獄の中で踏みにじられた「命」
ある人は言う
あの戦争の責任を徹底的に追及し、国家と為政者を断罪し
侵略国家として犯した「罪」を認めるべきである
そうしなければ死んだ人が「うかばれ」ない・・・
また、ある人は言う
あの戦争は日本にとって、世界にとって大変な悲劇であった
国家、為政者が悪いのは勿論である
しかし、この戦争は日本人すべての悲劇である
この戦争で死んだ全ての人を許さなければならない
戦争は全員が被害者なのだ
罪を断じても死んだ人は「うかばれ」ない
死んだ人が可哀そうだ・・・
(終戦時、皇居に向かって土下座する人々である
この写真、僕の中では靖国神社にお参りする人と重なる)
この映画に出演されている真宗門徒会の菅原氏は
縁あってよく存じあげている
戦争で父を亡くされ、お母様がひとり寺を守り大変な苦労を
されたらしい
国家が遺族の意思を無視して「靖国」に祭る事は許されないと
主張、活動されている
しかし、門徒の間では余り理解されていない
「慈悲や許し」を説く浄土真宗の坊主が政治的である事は
好まれないのである
「なんか・・・荒々しい人ですね・・・」と影で言われている
(ご本人は確信犯であるが・・・)
つまり、静かに、厳粛に死者を悼む事が
「鎮魂」であると大多数の日本人は思っている・・・と思う
しかし、この映画の中で繰り返しモンタージュされる「靖国刀」
刀鍛冶との不自然なやりとりといい
この監督が日本人の好戦性の象徴として
アピールする演出は露骨である
ドキメンタリーの公平性に欠き
映画の隠れた意図を示していたかも?
しかし、この主題、なぜ日本人は映画に出来ないのだろう




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