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2008年12月 2日 (火)

映画「靖国」 

春だか夏だか、話題になった「靖国」

いつものレンタル店で発見 なんと3本もあった

一度は見てみなければと即効借りました

Photo_5   

中国人監督「リー・イン」氏が十年の歳月をかけて

作り上げたドキメンタリー

右翼の障害で上映自粛となって逆にそれが大宣伝に・・・

しかし、二時間見終わっての感想は

「靖国」問題はげんなりする  である

小泉総理の時は夏になるとこの問題で毎回大騒ぎ

右、左、老、若 中、韓、

だれもが言いたい事を言って収まりがつかない

安部、福田と参拝を見合わせているから最近は静かであるが

問題は先送りされたまま

と言うか、中国と韓国が騒がなければ日本人としては

永遠に先送りしたい事なのだろうと思う

「鎮魂」  

死者の魂を鎮める為の社 「靖国神社」

特に第二次世界大戦、太平洋戦争で戦死された方々の

魂はどうすればやすまるのだろうかと思う

帝国主義とファジズムの時代

愚かで、理不尽な戦争という行為の中で失われた

何万、何千万という命

阿鼻叫喚の地獄の中で踏みにじられた「命」

ある人は言う

あの戦争の責任を徹底的に追及し、国家と為政者を断罪

侵略国家として犯した「罪」を認めるべきである

そうしなければ死んだ人が「うかばれ」ない・・・

Photo_2

また、ある人は言う

あの戦争は日本にとって、世界にとって大変な悲劇であった

国家、為政者が悪いのは勿論である

しかし、この戦争は日本人すべての悲劇である

この戦争で死んだ全ての人を許さなければならない

戦争は全員が被害者なのだ

罪を断じても死んだ人は「うかばれ」ない

死んだ人が可哀そうだ・・・

Photo_6

(終戦時、皇居に向かって土下座する人々である

この写真、僕の中では靖国神社にお参りする人と重なる)

この映画に出演されている真宗門徒会の菅原氏は

縁あってよく存じあげている

戦争で父を亡くされ、お母様がひとり寺を守り大変な苦労を

されたらしい

国家が遺族の意思を無視して「靖国」に祭る事は許されないと

主張、活動されている

しかし、門徒の間では余り理解されていない

「慈悲や許し」を説く浄土真宗の坊主が政治的である事

好まれないのである

「なんか・・・荒々しい人ですね・・・」と影で言われている

(ご本人は確信犯であるが・・・)

つまり、静かに、厳粛に死者を悼む事が

「鎮魂」であると大多数の日本人は思っている・・・と思う

しかし、この映画の中で繰り返しモンタージュされる「靖国刀」

刀鍛冶との不自然なやりとりといい

この監督が日本人の好戦性の象徴として

アピールする演出は露骨である

ドキメンタリーの公平性に欠き

映画の隠れた意図を示していたかも?

しかし、この主題、なぜ日本人は映画に出来ないのだろう

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